オンラインカジノ 決済代行業者の一覧を紹介!メリットや利用方法も解説
2022年5月に山口県で新型コロナウィルス対策関連の給付金4630万円が1人の口座にすべて振り込まれる誤送金が発生しました。口座の持ち主は振り込まれたお金すべてをオンカジで使ったと説明していたことがニュースになり、オンラインカジノについて知った人も多いことでしょう。
このお金は結果的にオンラインカジノ決済代行業者が返還したことがわかりましたが、決済代行業者とはどのようなサービスを行なう会社なのでしょうか。そこでネット カジノ 決済 代行 業者 一覧と利用方法などを解説します。
オンラインカジノ 決済代行業者とは?
オンラインカジノ 決済代行業者は、オンラインカジノでの入出金に利用できる海外の決済サービスのことです。
オンラインカジノ 決済代行業者のサービス内容
オンラインカジノ 決済代行業者はオンラインカジノへの入金と、オンカジの口座からの出金に利用できる決済サービスです。ユーザーの金融機関口座から決済代行業者ネットカジノサイトへ入金し、逆にオンカジサイトの口座から決済代行業者を通してユーザーの口座へ出金します。
ほとんどが電子決済サービスと呼ばれるもので、オンライン上で手続きができます。
利用手順は次のようになります。
- 決済代行業者に登録する
- 決済代行業者の口座に入金する
- 決済代行業者の口座からオンカジサイトの口座へ送金する
- オンカジサイトで入金したキャッシュを使ったあと獲得した勝利金を決済代行業者の口座へ送金する
- 決済代行業者の口座から自分の銀行などの口座へ送金する
オンラインカジノ 決済代行業者の利点
オンラインカジノでの入出金に決済代行業者を利用するメリットには次のようなものがあります。
手数料が安くなる
オンラインカジノに直接入金する場合、クレジットカード決済と銀行送金があります。出金には銀行送金が使えます。
入出金に銀行送金を利用すると、そのたびに送金手数料が発生します。さらにオンラインカジノで日本円ではなく米ドルで管理する場合には、両替のための為替手数料もかかります。
オンラインカジノ 決済代行業者を利用すれば、送金手数料がかかりません。またオンラインカジノと同じ通貨で管理すれば、為替手数料も不要なので手数料を安くできるのが利点です。
クレジットカード情報のリスクを回避できる
オンラインカジノは運営に必要なライセンスを取得しており、セキュリティに関しては安心できます。それでも不正アクセスのリスクは多少なりともありますし、クレジットカードで入金する場合にはその情報をオンラインカジノに預けることになります。
つまり不正アクセスによるクレジットカード情報の流出リスクがありますが、セキュリティが万全の決済代行業者を利用することでリスク回避ができます。
オンラインカジノ 決済代行業者は違法?
オンラインカジノ 決済代行業者は海外の事業者なので、日本国内では違法というわけではありません。ただしオンカジサイトでの決済専用サービスという位置付けになれば、オンカジサイト同様に「グレーゾーン」ということになるでしょう。
オンラインカジノ 決済代行業者の注意点
オンラインカジノ 決済代行業者の口座にお金を預けますが、金融機関ではないので預けたお金は破綻などの際に保護されるわけではありません。
オンラインカジノ 決済代行業者のアカウントはひとつのみ作成でき、複数のアカウント作成はできません。またサービスを利用するために、身分証明書の提出が必要となるサービスがあります。
マネーロンダリング目的の利用と判断された場合には、口座の残高を引き出すことができなくなる可能性があるので注意しましょう。
オンラインカジノ 決済代行業者の利用方法
実際にオンラインカジノ 決済代行業者をどのように利用するのかを説明します。
オンラインカジノ 決済代行業者への登録
まずはオンラインカジノ 決済代行業者のアカウント登録をします。基本的には口座を開設する必要があるので、身分証明書を提出するケースもあります。
オンラインカジノ 決済代行業者へ送金
アカウント登録をしたらネットカジノ決済代行業者の口座に入金します。送金方法はいくつかありますが、オンラインカジノでの決済目的ではクレジットカードが使えないこともあるので注意しましょう。
オンラインカジノへ送金
オンラインカジノ 決済代行業者の口座に入金したら、そこからオンカジサイトの口座へ送金します。その際に異なる通貨に換金する場合には為替手数料が発生します。
オンラインカジノから出金
オンラインカジノは基本的に入金したキャッシュはゲームに使用せず出金できません。よってオンカジサイトから出金できるのは、ゲームで獲得した勝利金のみとなります。この勝利金をオンカジサイトの口座からネットカジノ決済代行会社の口座へ送金します。
オンラインカジノ決済代行業者からの出金
決済代行業者ネットカジノの口座からユーザーの金融機関の口座へ送金します。決済代行業者は海外の事業者ですが、日本国内の銀行口座を保有しているので国内送金という形になります。
ネット カジノ 決済 代行 業者 一覧
続いてネット カジノ 決済 代行 業者 一覧をご紹介します。オンカジサイトにより利用できる業者は異なります。
ecoPayz(エコペイズ)
決済方法 | 入金手数料 | 出金手数料 |
銀行送金 | 0〜10% | 5.9〜10ユーロ |
※ シルバーレベルの場合
※ 通貨の換金手数料:2.99%
ecoPayzはイギリスでライセンスを取得している電子決済サービスです。信頼性が高く、ほとんどの決済代行業者ネットカジノサイトで利用できます。
口座は日本円や米ドルなど異なる通貨ごとに管理できるのが特徴です。ただしオンカジサイトへ送金するためには身分証明書を提出してアカウントレベルを上げる必要があります。
アカウントレベルは5つあり、高くなると手数料が安くなったり送金の上限額が増えたりします。現状では口座への入出金に使える決済方法は銀行送金のみとなっています。
iWallet(アイウォレット)
入金方法 | 手数料 |
クレジットカード | 5% |
銀行送金 | 2.3% |
バウチャー購入 | 5% |
ビットコイン | 2.5% |
出金方法 | 手数料 |
収納代行サービス | 0.5%または5ドルの高いはう |
プリペイドカード |
|
iWalletは香港政府がライセンスを発行している電子決済サービスです。ecoPayzと同様に多くのオンカジサイトが提携しているネットカジノ決済代行業者となります。
大きな特徴はプリペイドカードを作ることで、銀行送金せずにATMでの出金が可能となることです。ただし長くメンテナンスをしていたことにより、現状でも使えないオンカジサイトがある点に注意しましょう。
サービスを利用するためには身分証明書を提出する必要があります。iWalletの口座へは一部のクレジットカードで入金することが可能です。
Much Better(マッチベター)
入金方法 | 手数料 |
クレジットカード | 無料 |
仮想通貨 | 2% |
出金方法 | 手数料 |
銀行送金 | 5ユーロ |
仮想通貨 | 2% |
イギリスに運営会社がある電子決済サービスです。アプリを使って手軽に利用できるのが利点となります。
入金にはクレジットカードを使い、銀行送金が使えないので注意しましょう。出金は銀行送金が使えます。身分証明書を提出しなくてもサービス利用できますが、利用限度額はかなり低くなります。
またクレジットカードによってはオンラインカジノでの決済目的で使えないことがあるので注意しましょう。
Vega Wallet(ベガウォレット)
ポイント購入 | 無料 |
出金(平日) | 350ドル以上は無料 |
出金(平日) | 350ドル未満は1.3ドル |
出金(平日以外) | 900ドルにつき2.9ドル |
Vega Walletは「Vinus Point(ビーナスポイント )」という電子決済サービスが名称変更したものです。キャッシュではなくポイントで管理するのが特徴のネットカジノ決済代行会社となります。
Vinus Pointは直接ポイントを購入できない点で使い勝手が良くありませんでしたが、Vega Walletはポイント購入できるようになりました。1ポイント=1ドル換算でオンカジサイトでの決済やユーザーの口座への送金に使えます。
手数料が安いことと、オンカジサイトへの送金でポイントバックされるお得感で人気があります。ただし土日での出金は900ドルにつき2.9ドルの手数料が発生するので注意しましょう。また平日でも350ドル未満の出金は1.3ドルの手数料がかかります。
ポイント換金できるのは米ドルのみなので、オンカジサイトが日本円の場合は換金手数料が発生します。またユーザーの口座へ送金する際にも米ドルから日本円に換金するための為替手数料がかかります。
STICPAY(スティックペイ)
入金方法 | 手数料 |
銀行送金 | 2% |
クレジットカード | 3.85% |
仮想通貨 | 1% |
出金方法 | 手数料 |
銀行送金 | 2%+800円 |
仮想通貨 | 3% |
※ 銀行送金は国内銀行口座の場合
STICPAYも口座にキャッシュを入金しオンラインカジノの入出金決済に利用するアプリを利用した電子決済サービスです。アカウント登録には身分証明書の提出が必要になります。口座では日本円や米ドルなど異なる通貨ごとに管理できます。
クレジットカードはVISAとMasterCardに対応しています。仮想通貨は次の3種類が使えます。
- ビットコイン
- ライトコイン
- テザー
ビットコインでの出金にはほかに0.00077BTCが必要です。
出金に使える「スティックカード」もありますが、日本では発行を停止しているので注意しましょう。国内銀行送金先は「楽天銀行」の口座になります。
STICPAYはecoPayzやiWalletと比べると手数料が高めのオンラインカジノ 決済代行業者なのが難点です。日本円から米ドルなどに換金する際のレートは公式サイトで確認できます。
Jeton(ジェットオン)
入出金方法 | 手数料 |
銀行送金 | 無料 |
仮想通貨 | 無料 |
Jetonも異なる通貨ごとに管理できる便利な電子決済サービスです。オンライン決済代行業者としてはメジャーなので、あらゆるオンカジサイトで対応しています。登録して利用するためには本人確認書類の提出が必要です。
公式サイトは日本語対応していますが、利用規約や「よくある質問」などが対応していないので注意しましょう。
給付金誤送金問題について
以上は日本語に対応するほとんどのオンラインカジノで対応しているネットカジノ決済代行業者です。いずれも海外の事業者なので日本国内でサービス提供しているものはありません。
給付金誤送金事件でオンラインカジノへ入金するために利用したネットカジノ決済代行会社は3社とのことですが、その事業者名は明らかにされていません。
そしてオンラインカジノ 決済代行から4290万円ほどが返還されましたが、その経緯に関する詳しい情報もありません。オンラインカジノへの入金ルートは決済代行業者が提携している国内銀行の口座に入金し、そこから決済代行業者の口座へ送金される流れになっていると考えられます。
そして給付金を誤送金した町が国内銀行に対して入金されたお金が不正に入手したものであることを説明したところ、決済代行業者からの返還があったとのことです。
オンラインカジノ決済代行業者はマネーロンダリング対策を講じています。アカウント登録には身分証明書の提出が必要なのはそのためです。そして入金されたお金がマネーロンダリングに該当すると判断し、実際にオンラインカジノへ送金されたかどうかは定かではありませんが、そのまま変換したと考えられます。
オンカジで決済代行業者を利用したくない場合
複数のオンラインカジノで遊んでいる場合など、特に便利なオンカジの決済代行業者ですが、第3者機関を通して入金するのが嫌だという人は、クレジットカード、銀行振込、仮想通貨で入金をする事ができます。
但し、クレジットカードはカード会社、銀行振込は銀行という第3者機関を通して入金する事にはなるので、厳密にはプレイヤーとオンラインカジノの直接取引ではありません。最も直接取引に近いのは仮想通貨です。
仮想通貨を仮想通貨取引所の口座から送金したり、受け取ったりする場合はその業者を通す事になりますが、個人で仮想通貨ウォレットを持っていてそこから送金する場合はより秘匿性が高いと言えます。
またBC GAMEやステークカジノといった、仮想通貨に特化したオンラインカジノでは基本的に本人確認の手続きなしで利用でき、入金した資金も仮想通貨のままで保管できます。
オンラインカジノ 決済代行業者を上手に活用しよう
オンラインカジノ決済代行業者はオンカジサイトの利用頻度が高い人にとっては便利なサービスです。オンカジサイトで直接的に入出金するよりも手数料が安くなりますし、日本円と米ドルなどの交換手数料も不要にできます。
資金管理にも役立つので、ぜひいずれかの決済代行業者のアカウントを作っておきたいものです。これからオンラインカジノを利用しようという人も、自分が使いやすそうな決済代行業者に登録しておくとよいでしょう。